
2018台風24号の豪雨と暴風によって
和歌山と三重で大規模な停電と断水が発生しています。
そんな大規模な停電や断水、ガスが止まった際
どのくらいの時間で復旧再開するのか?
これらは過去の台風や地震といった被害の事例を見ていくと
だいたいの復旧再開時間を把握することが出来ます。
なので
過去の事例を元に停電と断水の復旧再開までの時間を考えていきます。
目次
過去の大規模災害時のライフライン復旧事例
ここでは、停電や断水、ガスが止まった際に
どのくらいで復旧再開するのか
過去の大規模災害を例に考えていきます。
東日本大震災、熊本地震、西日本豪雨
などを参考にしていきます。
■東日本大震災の停電から再開復旧までの時間
【停電】
2011年3月11日に地震による停電が発生。
7割程度が2日程度で再開復旧し
長く停電が続いた地域は1週間。【水道】
3月15日に断水し
10日程で7、8割が改善。
最大で2週間強かかっている。【ガス】
3月19日にガスが止まり
6日間ではほとんど改善が見られない。その後2週間で6割程が改善し
最大約4週間かかっている。
■熊本地震の停電から再開復旧までの時間
【停電】
2016年4月16日に地震による停電が発生。
7割程度が2日で再開復旧し
長く続いた地域は1週間。【水道】
4月18日に断水が発生。
3日でに8、9割が復旧。その後ゆるやかに断水が改善するが
最大で3週間程かかっている。【ガス】
4月16日にガスが止まり
4日ではほとんど改善していない。2週間弱でに8割が改善
30日にはほとんどが改善されている。
■西日本豪雨の停電から再開復旧までの時間
【停電】
2018年7月4日に停電が発生。(豪雨被害がひどくなったのは8日)
2日でほとんどの地域で停電から再開復旧しましたが7月8日に更に豪雨被害により停電
こちらも2日で9割の地域が停電から再開復旧し
長い地域では一週間かかりました。【水道】
7月8日に多くの地域で断水。
1週間強で5割程度が改善。
10日間で9割程度が改善
最大で3週間程かかっている。【ガス】
7月8日にガスが止まる。
翌日には9割が改善、最大1週間程かっている。
これらの3つの災害を見る限り電気 > 水道 > ガス
と改善の優先順位があるように思う。
電気は多くの地域で2日で改善、最大1週間。
水道は3日~10日で多くの地域が改善、最大3週間。
ガスは5日~最大5週間。
関西和歌山と三重のライフライン復旧再開はいつ
上記の災害時のライフライン復旧再開を見てもらえば
だいたいの目処がわかったかと思います。
和歌山と三重では大規模な停電が起こっているということで
最優先で再開復旧するのはやはり停電で
ほとんどの地域は2日以内に停電が復旧再開します。
人が多くする地域ほど優先度は高くなると思われますので
そういった地域の方は1日以内に停電が復旧再開するかもしれません。
ただ、電柱が倒れるなど物理的被害が大きい地域は
復旧再開が遅れれば1週間程度はかかることになりますね。
停電に比べ断水は復旧再開が遅い傾向にありますね。
早い場合は多くの地域の復旧再開に3日以内
遅い場合は多くの地域の復旧再開に10日前後かかる
といったデータになっており
非常に予想しずらいデータです。
豪雨の被害であれば西日本豪雨が近いですが
復旧再開地域が9割の時点で10日要していますし
遅い地域は3週間かかっています。
また、ガスの復旧再開が最も優先度が低い傾向にあり
特に地震の際のガスの復旧再開は遅いというデータになっています。
豪雨であれば西日本豪雨が当てはまりますが
翌日には9割の地域が復旧再開し最大で1週間程となっています。
今回の和歌山と三重であれば
豪雨が当てはまると思いますので
もしかしたらガスの復旧再開は早いかも、しれません。
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関西和歌山と三重の停電や断水の復旧再開まとめ
・停電はほとんどの地域が2日以内に復旧再開、最大1週間程
・断水は早ければ3日以内、遅ければ10日前後で復旧再開
・ガスは豪雨の際は1日で復旧再開、最大1週間程