Netflix日本でジブリが見れない配信されないのはなぜか理由を考る

Netflix日本でジブリが見れない配信されないのはなぜか理由を考る

Netflixでジブリが配信されることが決定しましたね。ただし、気になるのはジブリの配信が日本と米国、カナダを除く世界約190ヶ国ということ。この決定に対して、Twitterなどでは「お前の国には売ってやんねーよ」的な意味合いを持つ「おま国」がジブリと一緒にトレンド入りするなどしていました。

ただ、ジブリといえば日本でも知らない人はいないアニメ制作会社です。それが日本ではNetflixでジブリが見れない、配信なし?と思うのも仕方ありません。ですが、こればかりは何らかの理由があると考えるのが普通でしょう。なので、それらの理由を考えてみたいと思います。

 

Netflix日本でジブリが見れない配信されないのはなぜか理由を考る

推測①:日本、アメリカ、カナダでは既に普及しているため

日本はもちろんのことアメリカやカナダでもジブリは大人気です。アメリカの人気っぷりはディズニーを凌駕するほどで特に「千と千尋の神隠し」が一番人気だそうです。ニューヨーク・タイムズ紙でも度々取り上げられ、『21世紀のベストシネマ25』というお題では2位にランクイン。しかし、同紙の評論担当が「なぜ1位にしなかったのか?」とジブリ作品22作品のみでランキングを作って新たに発表するほどの熱っぷりです。

アメリカではネット上でもディズニー派VSジブリ派みたいな論争が度々起こっているようで、日本では考えられないことですよね。日本ではむしろディズニーとジブリは、確かにアニメを中心とする制作会社かもしれないが、ジブリは手描きアニメが中心だったのに比べ、ディズニーは3Dアニメも多くそんな論争が起こることはない。

そういう意味で、少し違う畑の制作会社で合ってもどっち派かという論争が起こるのは、相当数好きな人がいないと起こり得ない現象だと言ってもいいかもしれませんね。

ちなみにアメリカのバズフィード(日本版バズフィードもあるニュースサイト)では2015年に取られたアンケートで57%がジブリ派と答えたと言っています。

カナダは調べましたが、日本語で調査する分にはそこまで情報は出てきませんでした。ただ、カナダでも相当人気があるというのがわかるのが次の推測です。


推測②:アメリカとカナダでダウンロード販売を解禁したため

2019年12月5日にジブリ21作品がアメリカとカナダでダウンロード販売解禁といったニュースがありました。これはタイミング的にも偶然とは思えませんし、どう考えてもNetflixでの世界配信も既に企画が上がっていたはずです。

ダウンロード販売解禁が意味するものは何か?これは既に世に認知されているので、ある程度の売上見込みが立つといった意味でも捉えることが出来ます。アメリカとカナダではジブリはかなりの人気作品が多いということでしょう。

なので、ダウンロード販売を解禁したばかりでNetflixが配信なんて始めてしまうと、利益をNetflixが独占してしまう、なんてことになりかねません。そういった理由も日本だけでなくアメリカとカナダでもNetflixではジブリが配信されないのかもしれません。

ちなみに日本ではジブリ作品のダウンロード販売はまだされていません。


推測③:国民的アニメとして世界に普及させるため

日本とアメリカ、カナダではジブリ人気は既に確立されているため、まだ普及していない国の方にも作品を見てほしいという狙いがありそうです。もちろん、ジブリは世界的に評価が高いですし、アニメ映画として知られていないなんてことはないかもしれませんが、知っていても見たことがないという層はかなりいると考えるべきでしょう。

アメリカやカナダのように、いきなりジブリ作品をダウンロード販売を解禁したところで、日本とアメリカやカナダこそジブリは当たり前ですが、文化としてそうでない国は沢山あるはずです。それを買ってもらうのはハードルが高いです。

それを考えると買ってもらうよりは知名度も上げつつロイヤリティ契約も出来るNetflixの方が利益も見込めるといった感じなのではないでしょうか。


推察④:日本では頻繁にテレビでジブリ枠があるから

日本でNetflixにジブリが配信されない理由のひとつとして、金曜ロードショーのジブリ枠があるからではないでしょうか。金曜ロードショーでは2週連続、3週連続といった具合に毎年ジブリ作品が登場します。

もしNetflixで恒常的にジブリ作品が見れるようになると、テレビ金曜ロードショーのジブリ枠の視聴率は激減する可能性もあります。そうなった時に困るのは金曜ロードショー枠を持っている局である日本テレビです。

視聴率が取れるからこそ、大手企業がCMスポンサーに名乗りを上げる訳ですが、視聴率が激減するとスポンサーにも影響が出てしまいます。そういった大人の事情も感じつつ、ジブリ側の利益になるかどうかも重要な所ですよね。

現状、日本ではダウンロード販売も解禁されていませんし、Netflixでの配信もされていません。これはやはりテレビ業界との繋がりや利益関係を考えた上で決まっているとしか思えません。今後テレビが衰退し、視聴率が下がれば日本でもダウンロード販売とNetflixでの配信が始まるかもしれませんね。