缶詰の賞味期限切れはいつまでOK?4年でも食べられる理由【1ヶ月~半年/1年/2年/3年/4年/5年/10年期間別調査】

ここ数年、水害や地震と日本は多くの災害が毎年のように報告され、避難グッズや保存食が注目されるようになりましたね。しかも、近年では保存食に留まらないレベルのクオリティの缶詰があったりとバリエーションも豊富です。

そんな缶詰ですが、保存食として買っておいたはいいものの気がつけばかなり賞味期限切れになっていた・・・なんてことも珍しくないかと思います。今回はそんな賞味期限切れ缶詰がいつまで食べられるのか、缶詰の種類別に分けて徹底調査していきます。

 
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缶詰の記載は賞味期限?消費期限?違いを簡単に解説

結論から言うと缶詰の表示は賞味期限です。賞味期限と消費期限ってどっちがどっちか分かりにくいですよね。でも漢字を良く見ると簡単に識別出来ます。

期限は味とついているだけあって、味を保証してくれる期限になります。「おいしく食べられる期限」と言われることが多いです。基本的に賞味期限と書かれた商品は食べられる期間が長い商品に付けられます。ちなみに賞味期限を超えていても味が落ちている可能性はありますが食べられるものが多いです。

消費期限は消費しなければならない期限です。表示された消費期限までに消費した方が良いという表示で、基本的には食べられる期限が短い商品に表示されます。コンビニのおにぎりやお弁当といった、長く保存出来ないものに表示されます。これらの商品は期限を過ぎたら食べない方が良い商品です。食べても良いですが、お腹を壊しても自己責任ということですね。

ちなみに今回取り上げている缶詰については、保存期間が長く食べられる時間も長いので賞味期限と表示されているはずです。

 

缶詰の賞味期限切れはいつまでOK?

まず缶詰の種類ですが、種類によっても賞味期限切れって変わってきそうですよね。

・水産缶詰(ツナ、さけ、さば、いわしなど)
・フルーツ缶詰(みかん、もも、パイナップルなど)
・野菜缶詰(トマト、アスパラ、コーン、マッシュルームなど)
・畜肉缶詰(牛肉大和煮、やきとり、うずらの卵、ソーセージなど)
・調理缶詰(カレー、ミートソース、おでんなど)

といったように、沢山の種類の缶詰があるのですが、実はどの種類の缶詰も賞味期限切れであっても中身の品質変化に大して変わりありません。その理由は後の項目でも解説していますが、まずは賞味期限切れがいつまで食べても大丈夫なのか見ていきましょう。

 
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缶詰の賞味期限切れ1ヶ月~半年の場合

全然余裕で食べられます。むしろ賞味期限切れになっている方がツナ缶など水産系の缶詰は美味しいといったことを以前にテレビ番組のロケでツナ缶工場で働く従業員が証言していたのを覚えています。これは中に入っている調味料やお汁が具材により染み込んでいるためらしいです。賞味期限切れって思うだけで食べるのを躊躇してしまいそうなものですが、水産缶詰は時間がたつほど美味しくなるようです。

 
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缶詰の賞味期限切れ1年の場合

賞味期限切れ1年の場合も全然食べれます。正直、中身が真空処理されている缶詰は無敵なので半年も1年もあまり変わらないという認識でOKです。まだまだ美味しく食べられます。缶詰自体の劣化、中身に空気が入ったりしていないかだけは注意して下さい。

 

缶詰の賞味期限切れ2年の場合

賞味期限切れ2年、こちらも全然食べれます。賞味期限2年くらいなら普通に食べられますし、ほとんどの食材で味の劣化も分からないレベルだと思われます。缶詰工場のおじさん曰く、ツナなどの魚類はオイルが染みて賞味期限切れが長い方が美味しいとまで言います。ただし、缶詰自体の劣化で中身に空気が入っていないかだけは注意して下さい。

 
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缶詰の賞味期限切れ3年の場合

3年でも全然まだまだ食べられます。気をつけなければいけないのは、保存していた場所と缶詰自体が劣化していないかです。缶詰は殺菌して真空状態なので、缶詰自体が劣化して穴が空いていたりすれば、当然空気が入って中身が酸化して腐ります。逆に言えば、缶詰自体に問題がなければ全く問題なく食べられます。

 

缶詰の賞味期限切れ4年の場合

4年でも問題なく食べられます。缶詰は中身が空気に触れない限り、食べられなくなるということはありません。ただ、缶詰自体が劣化していて、ヒビが入っていたり、隙間が出来ていないかなど、中身が空気に触れているかどうかは十分に確かめて下さい。缶詰自体に問題がなければ食べられますが、味が少し変わっていたり、中身の形状に変化がある場合もあり得ますので、賞味期限から長期経っているということを踏まえて、食べたいかどうかはご自身で考えて下さい。

 
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缶詰の賞味期限切れ5年の場合

賞味期限切れ5年、こちらも問題なく食べられます。基本的に空気に触れない限り缶詰の中身が腐ることはありませんので、食べることは可能です。気をつけるのは缶詰自体に劣化がないかどうかだけです。錆びて穴が空いていたりすると中身が腐っている可能性があるので注意です。食べられるといっても賞味期限切れ5年ということで、味に変化が起こっている可能性は少しあります。水産系の缶詰は時間が経つと美味しくなるなんてことが言われていますが、缶詰の中身によっては、あまり美味しくなくなっているものもあるかもしれません。開けてみて一口味を確認することをおすすめします。健康被害はなくてもまずくては食べる気もなくしてしまいますからね(汗)

 

缶詰の賞味期限切れ10年の場合

賞味期限切れ10年、さすがに食べれないだろと思いきや食べられます。やはり殺菌して真空状態にしているのが食品の劣化を防いでいるので、理論上は開けない限り、缶詰が劣化して穴が空かない限り食べられます。ただ10年経っているので、さすがに味の保証は出来ないので、一口味見してヤバそうなら食べない方がいいかと思います。

 
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缶詰の賞味期限切れは基本食べられるが開封時のチェックポイント

缶詰は理論上開けない限りは食べることが出来ます。ただ、何らかの事故で中に空気が入ってしまっていたら賞味期限切れ数年はかなり危険です。そこで缶詰の開封チェックをおすすめします。缶詰に空気が入ってしまっていて中身が腐っていれば缶詰がパンパンになっていたり、開ける時に「プシュッ」と大きな中の空気の抜ける音がするなどのサインがあります。

中身の色が明らかにおかしかったり異臭がする場合はすぐに捨てましょう。絶対に食べてはいけません。

 

缶詰の賞味期限切れは無期限で食べられる説

期間別の賞味期限切れ項目でも解説しましたが、理論上

缶詰は缶詰を開けない限り賞味期限切れ10年であろうと食べられます。

この理由は殺菌して真空状態で保存してあるからで、空気が入らない限り中身が腐ることは決してないからです。逆に言えば、経年劣化で缶詰が錆びたりするような場所で保存していた場合は、ほんの少しでも空気が入ってしまえば、そこから酸化して腐敗が始まります。この場合は食べないようにしましょう。

結論、缶詰は開けない(中に空気が入らない)限り半永久的に食べられる、かもしれない。もちろん、賞味期限切れということで味は保証されないのですが、さすがは現代の技術が生み出した保存食ですね。

ただ、やっぱり10年とか時間が経ちすぎていると普通に食べたくないですよね(笑)

最近は、災害用に保存食を常備している方も多いので、賞味期限切れが気になるなら1年スパンくらいで食べて賞味期限切れが近いものから入れ替えていくのがおすすめですね。最近は種類もバリエーションも多いので、色んな缶詰を食べるのも面白いと思いますよ。

 

缶詰の賞味期限切れはいつまでOK?5年でも食べられる理由まとめ

・理論上、基本的に開けない限り缶詰は食べられる
・経過時間が長すぎる場合は味が変わっている可能性に注意
・何らかの事故で中に空気が入っている場合は注意が必要
・缶詰が膨らんでいたり、開けた時に音がしたり、中身が変色している場合は食べてはいけない

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