牛乳と乳飲料や加工乳の違いを解説!それぞれの定義や栄養価を比較

今や牛乳は日本人のソウルドリンクと言っても過言ではないくらい牛乳好きにとってはリーズナブルで栄養価も高い飲み物ですよね。スーパーに並んでいる種類の豊富さにも驚きますよね。今回はそんな牛乳がテーマなのですが、何気なく手にとった牛乳の裏に「乳飲料」や「加工乳」と書かれているものがあって、何だこりゃって思ったのではないでしょうか。

実際、牛乳と乳飲料や加工乳には明確な定義があって、似て非なる飲み物となっていますので、これらの違いを解説していきます。また、それぞれの栄養価や定義付けも比較していきます。

 
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牛乳と乳飲料や加工乳の違いとは

スーパーに牛乳を買いに行くと、銘柄もそうですが、特濃と書かれていたり、低脂肪と書かれていたり、どれを選べば良いのか迷うレベルで商品の種類があるんですよね。また、牛乳を買ったはずだったのに牛乳の偽物(乳製品、加工乳)だったというパターンも珍しくないと思います。

ブログ管理人も「あれ、この牛乳何か味がちょっと・・・」と思って裏の表示を見ると乳製品と書かれていたことが過去にありました(汗)それくらい牛乳類の商品って多くて分かりにくいんですよね。

ちょっと味が違うだけで全部牛乳だったら何の問題もないですが、牛乳とそうでないもの(乳製品、加工乳)には明確に定義付けがあります。それらを一つずつ解説していきます。

 

牛乳の定義

牛乳の定義付けですが、基本的に何も加えていないものを牛乳と言います。

牛乳はそこから
・成分無調整牛乳
・成分調整牛乳
・低脂肪牛乳
・無脂肪牛乳

といった4種類の牛乳に分けることが出来ます。最初に言った通り、牛乳に何も加えていませんが、一部の成分を除去しているものも牛乳になります。簡単に言えば牛乳と言えるのは引き算までです。

引き算という言葉を出したのは

成分無調整牛乳は言葉通り、全く成分を調整していない絞った牛乳そのままということになります。

成分調整牛乳は調整という言葉があるように、成分の一部が除去されるなどして成分が調整されています。(生乳の水分や乳脂肪分の除去など)

低脂肪牛乳は低脂肪というだけあって、乳脂肪分を除去したものです。

無脂肪牛乳は限りなく乳脂肪を少なくしたもので低脂肪牛乳より脂肪分が少ないです。

これらからの牛乳で分かることは無調整牛乳からの引き算であって、引くことはあっても加えることはないということです。

ちなみに、引き算で取り除かれた乳脂肪分はバターやチーズの加工品にも使われるため捨てる部分がなく価値があるものです。そのため、引き算された牛乳は無調整牛乳より安価であることが多いです。

 

乳飲料の定義

乳飲料は牛乳以外のものが加えられているものを言います。

牛乳の定義とは正反対で、何かしら牛乳以外のものが加えられている足し算牛乳が乳飲料です。基本的には美味しく感じさせる飲み物に多く表示されており、コンビニでもよく見かけるコーヒ牛乳やカフェオレなども乳飲料です。

では、いかにもな牛乳パックに入っている見た目ほぼ牛乳な乳飲料は何が加えられているのか?一見牛乳でも乳飲料と書かれている商品はカルシウムやビタミンなど基本健康に良さそうなものがプラスされていたりします。何か少し牛乳以外の甘さを感じたり美味しく感じさせるために牛乳以外のものが加えられていたりするものもあるので、好みもあると思いますが、正真正銘の牛乳を飲みたい方は間違わないようにしましょう。

 

加工乳の定義

加工乳は牛乳にバターやクリームのような乳製品、または水を加えたものです。

基本的に特濃と低脂肪が多いですが、特濃にはバターなどを加えて味や栄養価を底上げしたもので味も濃く感じますよね。乳製品が加えられているので、牛乳より価格が高いものが多いです。

加工乳で低脂肪と書かれているものは、乳脂肪を減らして水で薄めたものにバターや脱脂粉乳だったりをプラスして味を補強しているものが多いようです。

こうやって、味を濃くしたり水で薄くしたりと言ってしまうと悪者のようですが、栄養価を考えると結構ちゃんと調整されており、栄養補給という点では牛乳を上回るポテンシャルを持っています。あとは本物の牛乳にこだわるのか、飲みやすさにこだわるのか、栄養にこだわるのかといった個人の好みもあると思いますが、選び方は変わってきそうです。

 
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牛乳と乳飲料や加工乳の栄養価比較、選び方は

牛乳の栄養成分と含有量(200mlあたり)

基本的にはこの牛乳の栄養成分を見て栄養価比較を考えていきます。

牛乳は見ての通り、コップ1杯でかなりの栄養補給が出来る優れた飲み物であることに間違いありません。正直、乳飲料と加工乳に関しては商品が多岐にわたるので、栄養成分表を出すことは商品を指定しないと無理なので出しませんが、上記で解説してきたとおり、乳飲料も加工乳も美味しくするために加えられているものがあったり、栄養面を補強するためにビタミンやカルシウム、ミネラル類が加えられているものもあります。

ダイエット目的で低脂肪や無脂肪牛乳を買う方もいるようですが、アメリカの研究では低脂肪や無脂肪牛乳を好んで飲んでいる人の方が肥満傾向にあるといった研究データもあります。だからといって、乳脂肪の多い特濃といった加工乳を飲めば良いといった話ではないのですが、ダイエット目的で低脂肪や無脂肪牛乳を選ぶのは正解とは言えないのかもしれません。

あとは、やはり栄養価で考えるなら特濃の方が乳脂肪は多いですし、バターや脱脂粉乳が加えられているという意味で無調整の牛乳と比べると高価です。ただ、朝忙しくて朝食を作っている暇がないなんて方は特濃加工乳とバナナ、そういった栄養補給を考えての加工乳といった選択肢もあるのかもしれません。

基本的にこの記事を読んでいる方って牛乳が好きな方だと思うんですよね。何となく乳製品や加工乳が嫌だって人は牛乳を選べば良いし、濃い味が好きだから特濃が良いって人はもうそれで良いと思うんですよね。今回紹介した牛乳と乳製品や加工乳ですが、栄養価で大きく変わるのは乳脂肪の部分だと思うので、痩せるという観点で考えているのであれば、どの牛乳も糖質はそんなに変わらないし、そこまで気にする要素ではないかと思います。

当然ですが、低脂肪や無脂肪牛乳だからといって痩せる根拠もないので、ガブガブ飲みまくっていれば、特濃を1日2杯しか飲まない人よりも太りやすいのは当たり前です。なので、食事に取り入れるという意味では味の好みか、栄養価のどちらかしかありません。牛乳でビタミンやらミネラル、脂肪分を補給するといった意味合いで牛乳を買う人はほとんどいないと思うので。

なので、牛乳と乳製品や加工乳を選ぶ際は、何も加えられていない牛乳を飲みたいのか、加工されていても良いから好みの味の乳飲料や加工乳を選ぶのかこのどちらかしかない気がします。今回解説した上記の項目も加味して参考にして頂ければと思います。

 

牛乳と乳飲料や加工乳の違いを解説!それぞれの定義や栄養価を比較まとめ

・牛乳は引き算、無調整牛乳から引き算して脂肪分を減らしていくと無脂肪牛乳
・乳飲料と加工乳は足し算、味を変えたり、栄養価を調整するために牛乳以外のものが加えられている
・選ぶ基準は牛乳が飲みたいか、味や栄養価にこだわるか

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