
どこのスーパーにも必ずあるりんご。
安くておいしい、庶民の味方ですよね。
食べやすい味から老若男女問わず
大人気です。
りんごはおいしいだけでなく、体に良いと
聞いた事がある人はたくさんいるでしょう。
そこで、りんごがなぜ体に良いのか
りんごの持つ健康効果について調査していきます。
また、りんごの効果的な食べ方や
りんごダイエットについても朝食べるのか
夜食べるのが良いのか見ていきます。
りんごを丸ごと知れば、りんごの事が
もっと好きになりますよ。
項目
りんごの健康効果や効能は
それではまず、りんごの健康効果について
見ていきます。
りんごには様々な健康や美容に効果が
あるため、1つずつ見ていきましょう。
腸内環境の改善
りんごには、リンゴペクチンと呼ばれる
食物繊維が豊富に含まれています。
リンゴペクチンは、水に溶けると
ゼリー状になります。
このリンゴペクチンが、りんごジャムなどを
作る時に固まるのでジャムになるのです。
そして、リンゴペクチンは水分が少ない便
は柔らかくするため、便秘を和らげます。
また、下痢の時はゼリー状の膜になって
腸の壁を守ります。
便秘になったらりんご、下痢になっても
りんごという事です。
そして、りんごは体に不必要な物質を
絡め取って排出してくれます。
また、りんごに含まれる食物繊維は腸内で
細菌が分解してエサになりやすい
特徴があります。
これらの特徴から、りんごは腸内環境を
整える働きがあります。
りんごは排便と善玉菌を増やすため
腸内から体の健康を支えているのです。
アンチエイジング効果がある
りんごには、リンゴポリフェノールが
含まれています。
ポリフェノールという言葉から予想が
付くように、りんごはアンチエイジングを
サポートするのです。
具体的には、りんごには抗酸化作用があります。
人が老けるのは活性酸素が原因です。
活性酸素は他の物質を酸化させて細胞を
攻撃します。
呼吸で酸素を吸うと、そのうちの2%は
活性酸素になるのです。
だから老化は止められないって事ですよね。
りんごはその活性酸素を抑える働きがあるため
アンチエイジングになるのです。
また、便秘を和らげて肌の
コンディションを整える働きもあります。
そして、肌の色素沈着を防いでシミやシワを
抑制します。
これがりんごのアンチエイジング力です。
脂質の代謝促進、脂肪吸収を抑制する
りんごはダイエットにも良しです。
ダイエット食品として、りんごは
よく名前が挙がるぐらいです。
先ほどリンゴポリフェノールは
アンチエイジングになると話をしました。
そのリンゴポリフェノールの1つである
プロシアニジンは脂肪に効くのです。
食べ物に含まれる脂質は小腸でリパーゼと
いう酵素によって分解されます。
しかし、プロシアニジンはリパーゼの働きを弱めます。
そして、体内に脂質が吸収されるのを
防ぎ、脂質はそのまま排便されます。
また、りんごポリフェノールには
コレステロールを下げる働きもあります。
さらに、りんごの皮に含まれる
ウルソン酸は脂肪燃焼効果があります。
また、すでに書いたように、りんごは
排便サポートの力があります。
お腹ぽっこりを防ぐのです。
そして、りんごに含まれる食物繊維は
消化に時間がかかります。
満腹感が長持ちする効果もあるため、
りんごは様々な面から
ダイエットに最適なのです。
血糖値上昇を抑える
リンゴポリフェノールの1つ
プロシアニジンは血糖値にも良しです。
以下は、公益社団法人日本農芸化学会の
文章を一部抜粋したものです。
肥満糖尿病モデルマウスob/obマウスを使った研究では,4週間リンゴ由来プロシアニジン[0.5%(w/v)]を前投与した後,経口糖負荷試験(OGTT; 1 gグルコース/kg体重)を行い,血糖値の変化を測定した.その結果,リンゴ由来プロシアニジンを摂取していたマウスでは,コントロールに比べて血糖値上昇が抑制されていた
マウスでの実験から、プロシアニジンは
血糖値の上昇を抑えるのが分かります。
また、別の研究でもりんごは他の
果物より血糖値の上昇を
抑えれたとの結果があります。
別の果物とは、パイナップル、みかん、バナナなどです。
そして、りんごに含まれるペクチンは
ブドウ糖の吸収を抑えます。
また、りんごに含まれるフロリジンも
血糖値を下げる働きがあります。
しかし、りんごは果実です。
糖質が含まれていて、体内への吸収が
早いという特徴もあります。
そのため、糖尿病患者ならば
りんごの食べ過ぎには注意しましょう。
コレステロールを下げる
りんごにはコレステロールを
下げる働きがあると紹介しました。
これは、りんごにはペクチンが
含まれているからです。
ペクチンは悪玉コレステロールを下げます。
そして、善玉コレステロールと呼ばれる
高比重リポ蛋白(HDL)を増やします。
りんごを多く食べる人は統計的に
コレステロール値が減少するとの
研究もあります。
ペクチンはりんご以外にも果物や野菜にも
含まれます。
しかし、りんごはダントツにペクチンを
多く含みます。
そのため、りんごは効率的にペクチンを
摂取してコレステロールを下げれます。
抗アレルギー作用
リンゴポリフェノールには、免疫力を
活発化させる力があります。
これは、免疫細胞の多くが腸に
存在するからです。
体の7割の免疫細胞が腸に集まって
いるのです。
腸には食べ物と一緒にウィルスや病原体が
一緒に運ばれています。
そのため、腸には免疫細胞を配備して
ウィルスや病原体を体内に
吸収されないようにする力があるのです。
また、腸の一部にはバイエル板と呼ばれる
特別な場所があります。
ここでは、ウィルスをわざと取り込んで
免疫細胞を育てるためにわざと戦わせます。
育った免疫細胞は血液に乗って全身に
配備され、体を守ります。
つまり腸は免疫力の本部のようなものです。
りんごは排便サポートで便秘や下痢を和らげます。
また、善玉菌のエサになりますし
腸内環境を整えます。
だからりんごで免疫力はアップするのです。
そして、免疫力がアップするとアレルギー
を和らげる事に繋がります。
なぜなら、アレルギーは免疫のエラーだからです。
体にさほど害がない物質を免疫細胞が
攻撃してしまうのがアレルギーです。
しかも免疫細胞は一度会った敵を
覚えています。
そして、一度目よりも二度目の方が
素早く攻撃します。
腸内環境を整えて免疫力が正常に作用すれば
敵を間違える事はありません。
アレルギーを抑えられます。
以上がりんごの持つ力です。
健康、美容、ダイエットのあらゆる事に
りんごは効果を発揮するのです。
リンゴポリフェノールのアンチエイジング美肌効果がすごい
りんご1個には200mgものポリフェノールが
含まれています。
他の果物よりも多く含まれています。
そして、それだけ抗酸化力が強いのです。
抗酸化力が強いと、メラニンの生成を
抑える事ができます。
そして、シミを防げます。
また、りんごは腸内環境を整えて免疫力を
高めるので健康にも良しです。
そして、便秘から来るニキビも防げます。
さらに体脂肪を軽減して
ダイエット効果もあります。
なのでりんごのアンチエイジング力はあなどれません。
・リンゴが赤くなると医者が青くなる。
・1日1個のリンゴは医者を遠ざける。
りんごはこんな風に言われています。
それだけ効果があるって事ですよね。
ただし、ポリフェノールはりんごの
皮に多く含まれます。
りんごの皮まで食べると、りんごの
恵みを丸ごと頂けます。
りんごの効果的な食べ方
では、りんごの効果的な食べ方について
見ていきましょう。
せっかくたくさんの体に良い影響が
あるなら効果的に食べるしかありません。
①皮ごと食べる
リンゴポリフェノールは皮に多いと
書きましたよね。
りんごを食べるなら皮は剥かないで
皮ごと食べましょう。
また、りんごをすりおろす時も
皮ごとすりおろします。
皮ごとのりんごが食べにくいのなら
細かく切ってヨーグルトに入れると
食べやすいですよ。
②りんごを使ったオリジナルソースを食事に使う
りんごは切って生で食べるのが定番の
食べ方ですよね。
しかし、生で食べるといつか飽きます。
継続的にりんごを食べるなら
りんごをソースにすると良しです。
りんごは肉と相性が良くて、カレーにも合います。
フルーツだけども料理に合いやすいので
ぜひ試してくださいね。
以下はお勧めレシピです。
牛肉、豚肉、鶏肉のどの肉にも
りんごソースは合います。
また、りんごに含まれるリンゴ酸には
肉の繊維を柔らかくする効果があります。
そのため、りんごソースや
りんごの絞り汁を肉に浸けておくと
肉が柔らかくなります。
ソースでかけるだけでなく、りんごを
料理の下地に利用しても良しです。
りんごは安くて使い勝手が良いので
料理にたくさん活用できますよね。
りんごのダイエット効果!食べるなら朝or夜?
次にダイエットについてりんごを
見てみましょう。
りんごは朝食べても、夜に食べても
ダイエットになります。
りんごダイエットとは
りんごダイエットとは、1食の食事を
りんごに置き換えるダイエットです。
りんごは1個あたり218キロカロリーです。
それに比べて、一般的な食事は
600キロカロリーはあります。
食事をりんごに置き換える事で
摂取カロリーが減るのは一目瞭然ですよね。
しかもりんごは満腹感がある食べ物です。
だからりんごダイエットは非常に
痩せやすいダイエットなのです。
しかし、いくら痩せやすいからと言っても
食べ過ぎには要注意です。
りんごは1個で200キロカロリーほどあり
ご飯一杯分になるからです。
食べ過ぎるとご飯をおかわりしてるのと
同じで、太ります。
また、りんごには糖質が含まれています。
食べ過ぎると糖質を多く摂取してしまいます。
そのため、置き換えるからと言って
食べ過ぎないようにしましょう。
朝りんごダイエット
朝食べるりんごは「金」と呼ばれるほど
朝りんごはお勧めです。
なぜなら、果物に含まれる糖は吸収が早いからです。
早く吸収されるため
頭に早く栄養を与えられます。
そして、体が目覚めて
代謝アップにも繋がります。
また、朝りんごは朝のお通じを促します。
ダイエットしていると便秘に
なりやすいのですが、りんごがそれを
和らげます。
朝りんごダイエットは、朝はりんごだけ
食べるダイエットです。
昼と夜は普通に食事できるため
ストレスを減らせます。
10日で5キロ痩せた、便秘解消になったなど
成功者はたくさんいるダイエットでもあります。
夜りんごダイエット
夜りんごダイエットは、夕食をりんごに
置き換えるダイエットです。
夕食は1日の食事でカロリーが多く
なりやすい食事です。
それなのに夜は活動量が低下する時間帯で
太りやすいタイミングです。
夕食をりんごに置き換えればカロリーカットできるので
痩せやすくなります。
夜りんごダイエットでも食べ過ぎには
要注意です。
また、夜はりんごで朝と昼も食事制限を
してる場合は栄養不足に注意が必要です。
栄養不足にならないように、逆に食べ過ぎに
ならないように注意しましょう。
糖質視点で見るりんごダイエット
りんごのGI値は36です。
同じフルーツで比べるとパイナップルは65
いちごは29、柿は37、バナナは55でした。
りんごはフルーツの中で特別にGI値が高い訳ではありません。
食べ物全体を見ても、りんごはGI値が
低い分類に入ります。
そのため、軽めの糖質ダイエットであるなら
食べてオッケーの部類です。
しかし、りんごは皮つきだと糖質が14.3g
皮むきだと14.1gと低くなります。
そのため、糖質を意識するなら
皮は剥いた方が良いと言えます。
ただ、皮を剥くとポリフェノールは
減ってしまい健康効果を気にするなら皮ごとが
やはり良いと言えますね。
また、りんごは加熱すると糖質が増えます。
糖質制限中は焼きりんごや料理にりんごを
利用するのは避けた方が良いとも言えます。
りんごの健康効果効能!効果的な食べ方とりんごダイエットまとめ
・りんごは腸内環境、アンチエイジング、ダイエット、血糖値、コレステロール、免疫力、アレルギーに良い影響を与える
・血糖値を気になる人以外はりんごを皮まで食べるとさらに良い
・りんごソースで調理に活用
・りんごは肉を柔らかくする
・りんごダイエットは朝か夜にりんごを置き換える
・りんごのGI値は低いけど糖質制限中なら加熱しないで食べる