
安くて美味しいバナナは栄養もあって
庶民の大人気フルーツですよね。
そのまま食べても良し、ミキサーで
飲み物にしても良しです。
そんな大人気のバナナですが
放置するとだんだんと黒くなります。
黒くなったバナナは見た目が気持ち悪く
食べる気がなくなりますよね。
そこで、バナナが黒くならない方法を
紹介します。
また、スーパーなどにあるバナナの
選び方も一緒に見ていきましょう。
バナナの選び方
買ったバナナを皮を剥いて食べようとしたら
熟したピークを過ぎていた(泣)
なんて事はありませんか?
熟すピークを過ぎたバナナはドロドロに
なっていて食べるのは気持ち悪いですよね。
バナナを選ぶ時は、付け根と全体的な
フォルムを確認します。
まずは付け根です。
バナナの上の部分で、複数のバナナが
繋がってる部分が付け根です。
また、黒くなっていて、切り口が
入っている部分です。
ここでチェックするのが太さです。
まず、黒くなっているトップ部分が
太いかチェックしましょう。
すぐにバナナが折れない太さかを見ます。
また、スーパーなどで他のバナナに比べて
太さはどうなのかも確認します。
バナナのトップを確認したら、次に茎を確認します。
茎とは、バナナのトップのすぐ下です。
黄緑色になっている場所で、膨らみがない部分です。
ここの太さも、すぐに折れないか
他のバナナと比べてどうかチェックします。
また、茎が短いものを選びましょう。
他のバナナの茎の長さと比べてみましょう。
バナナのトップと茎の確認ができたら
バナナを全体的に見ます。
この時のチェックポイントは
バナナが丸みをおびているかです。
バナナは角ばっているものよりも
緩やかなカーブで丸みを帯びている
バナナの方が美味しいです。
また、全体的にバナナが黄色いか
もチェックします。
バナナは皮が青いうちに収穫され輸入されます。
皮は青から緑に変色して、最後に
黄色になります。
青いバナナだと青臭いので、黄色に
なっているか確認しましょう。
もしすぐにバナナを食べないで置いて
おくなら青いバナナの方が日持ちします。
逆に、すぐにバナナを食べるなら
黒い斑点が少しある方が良いです。
黒い斑点はシュガースポットと呼ばれ
バナナが熟したサインです。
シュガースポットの画像はこちらです。
バナナにはほくろのような点々がありますよね。
これがバナナは食べ頃という合図です。
以上がバナナを選ぶ時のチェックポイントです。
反対に買ってはいけないバナナは
黒い斑点が多い、柔らかすぎる、傷が
あるバナナです。
黒い斑点が多すぎるのは
バナナの完熟がピークを過ぎています。
また、完熟のピークを過ぎたバナナは
柔らか過ぎてふにゃふにゃしています。
更に、バナナは茎付近から完熟していきます。
茎の周りが柔らか過ぎるバナナは
避けましょう。
また、バナナに傷やへこみがあると鮮度を
保ちにくくなるので避けましょう。
もしバナナをミキサーで砕き飲み物に混ぜるなら
バナナはすでに完熟しているのを選びます。
なぜなら、完熟していないバナナは
青臭い場合、それがえぐみになるからです。
黒い斑点が全体的に出ているぐらいの
バナナにするとえぐみがでません。
ジュース用のバナナと生で食べる用の
バナナで選び方に明確な違いはありません。
しかし、バナナをミキサーで砕くなら
完熟しきったものを。
バナナをそのまま食べるなら熟し始めたものを。
と、バナナの熟し具合によって分けると
美味しく食べれるでしょう。
バナナの黒くならない保存方法まとめ
バナナで困るのが黒い斑点ですよね。
黒い斑点はシュガースポットや
スウィートスポットと呼ばれます。
シュガーやスウィートとあるように
黒くなっている部分は甘いです。
そしてすでに書いたように
シュガースポットは完熟を表しています。
シュガースポットの正体は
ポリフェノールです。
バナナは輸入されるものが大多数で
運搬中に加圧などで傷ができます。
果肉に傷が付くと
バナナのポリフェノールが酸化します。
そして黒くなってしまうのです。
また、バナナは寒さに弱い食べ物です。
冷蔵庫で冷やすと低温障害で
皮が黒くなります。
■常温保存(夏・冬との違い)
バナナは15度~20度での保存が適温です。
寒すぎると低温障害を起こして
甘くなりませんし、見た目も悪いです。
また、暑すぎると熟すのが早くなって
腐りやすくなります。
そのため、夏はなるべく涼しい場所
冬は暖かい場所で保存しましょう。
例えば、夏は直射日光が当たらない部屋や
風通しが良い場所などです。
また、冬は人が出入りする場所や日光が
当たる部屋などです。
そして、バナナは吊るすのがベストです。
壁やテーブルなどにバナナが触れると
触れた部分が傷付いて黒くなってしまう
可能性があります。
バナナスタンドを利用したり
S字フックを利用すると良いですよ。
もしバナナを吊るすのが無理ならば
バナナが山になるように置いて保存します。
そうするとバナナが机に接触する部分が
茎とバナナの先端だけになります。
また、バナナが一房に何本も付いているなら
一本づつ離して保存します。
これはバナナはエチレンガスを発生させて
熟していくからです。
隣同士のバナナがえぐみがガスを
発生しあうと完熟を早めてしまいます。
そのため、長持ちさせたいのなら
バナナ同士を切り離しましょう。
また、エチレンガスが発生するのは
バナナ上部からです。
バナナの付け根をラップで巻くと
ガスの発生をより抑えられます。
ちなみに、エチレンガスを発生させるのは
バナナだけではありません。
プラム、洋梨、アプリコット、マンゴー
もエチレンガスを発生させます。
これらの果物と一緒に保存しても
バナナの熟成を早めてしまいます。
もしこれらの果物とバナナを一緒に保存するなら
バナナ全体をラップで包みましょう。
ただし、夏はラップで包むと蒸しやすくなり
逆効果なので冷蔵庫に入れた方が良しです。
また、エチレンガスに弱いのはスイカ
なす、ブロッコリーなどです。
これらの食材はバナナと一緒に
保存するのを避けましょう。
■冷蔵庫での保存
夏に冷蔵庫でバナナを保存する場合は
バナナを1本づつ切り離します。
そして切り離したバナナをラップか
袋で包み、冷蔵庫に入れます。
新聞紙に包んで保存しても良いのですが
新聞紙は湿気がこもりやすいです。
そのため、新聞紙よりも袋の方がお勧めです。
そして皮を付けたまま冷蔵庫に
保管しても大丈夫です。
しかし、シュガースポットが出る前に
冷蔵庫に入れるとバナナは甘くなりません。
黒い斑点が出始めたら
バナナを冷蔵庫に入れましょう。
冬は気温が低いのでバナナを
冷蔵庫に入れなくても良しです。
後は手間ではありますが
お湯にバナナを浸してから
冷蔵庫に保存する方法もあります。
完熟前のバナナを50度ぐらいのお湯に
5分ほど浸します。
そうするとバナナはショック状態になり
たんぱく質を発生させます。
すると、バナナは日持ちしやすくなります。
また、ショックによりバナナの糖度も
上がり、甘くなります。
■冷凍保存
バナナを冷凍保存する時は、皮を剥いて
果肉だけ冷凍します。
皮のまま冷凍しても良いのですが
解凍して食べる時に皮ありだと不便です。
果肉だけを一口サイズに切り冷凍すると
後から使いやすいのでお勧めです。
冷凍保存の場合、解凍してバナナを
そのまま食べる事はお勧めできません。
なぜなら、解凍したバナナは食感がなく
あまりおいしく食べれないからです。
シャーベットにして食べるか
凍ったままバナナミルクにするなど
半解凍で食べると美味しいです。
解凍する時は自然解凍でも良しですし
急いでいる時はレンチンでも良しです。
冷凍保存だと1ヵ月ほど日持ちします。
また、冷蔵するとバナナのポリフェノールが
2倍に増えるメリットもありです。
ただし、冷蔵と同じくバナナは黒い斑点が
出始めたら冷凍するようにしましょう。
バナナの黒くならない保存方法や選び方まとめ
・バナナの付け根と茎は太いものを選ぶ
・丸いフォルムは美味しい証拠
・シュガースポンサーは熟した証拠
・柔らかすぎ、傷ありバナナは避ける
・シュガースポットはポリフェノールが正体
・バナナの適温は15~20度
・常温保存はバナナを吊るす、山状にバナナを置く
・エチレンガスが発生する食材と一緒にバナナを保存しない
・バナナは切り離して一本づつ保存
・ラップでバナナを巻くと長持ち
・お湯に浸すと甘さアップ、長く保存できる
・シュガースポットができてから冷蔵庫や冷凍庫で保存を
・冷凍するとポリフェノールが増える